香川大学創造工学部での後期授業が終了した。
後期の授業テーマ『未来のデザイン』では、病院内での痛みや不安を軽減し、心地よい環境に改善するためにデザインの力で何ができるか、患者側からと医療者側からの二つの方向から学生達に向き合ってもらった。
画像は第2課題の「病院の待合室で待つ時間に病気への不安や痛みを軽減する時計」で、学生各自が総合病院や個人病院を設定してそれぞれ時計の模型を作ってもらった。
時計は、道具や材料の制約もあって細部はまだまだ詰めてゆく必要はあるけれど、創造したデザインの芽は、こんな時計が病院に必要だと思うものが多かった。
第1課題はシートでの提出だったので画像が無いけれど、自分の父親や母親、兄弟を想って形にしたものは、個人の想いに寄り添う優しい想いから形になったデザインが生まれた。
大変だったけど手を動かして自分と向き合ったこの課題の四ヶ月間があったから、未来に繋がる豊かなデザインの芽が生まれたと思う。
一緒に授業を作り上げてくれた学生たちに心から感謝。