4月からスタートした香川大学の授業も、あっと言う間に一ヶ月が過ぎて、一つ目の課題『生活のデザイン』が終了。
言葉を視覚化することを意識しながら手を動かして、紙のコラージュを作るテキスタイルのデザインに向き合ってもらった。
慣れない課題に最初はみんな手が動かなかったけれど、二週目になると少しずつ頭が回転し始めて、それぞれ言葉を視覚化してくれた。
これまでの学生たちやモーネの生徒のみんなもそうだったけど、こんな風に何かがカタチになってゆくこの瞬間がいつもたまらなくうれしい。
学生たちに「この作品をモーネ工房のブログで見せてもいい?」と尋ねたら、みんなちょっとはにかんだ様子で、でも、うれしそうに承諾してくれた。
紙をひたすら切って、配置を考えながら手で紙を動かす時間は、デジタルとは違う何かに気付かされることもたくさんあって、そこから新しいデザインが生まれると思う。
だから、次も私なりに紙と向き合って、変わらずアナログな手法でコミュニケーションデザインを刺激してゆこうと思っている。