“四国こどもと大人の医療センター”で1月からスタートした『新聞切り紙カレンダー』のワークショップも無事に1年間関わらせていただけました。
最終回の今月は、寒くなったので『おこたに入って海苔せんべい』をお題にした。
使用する新聞紙の色は、茶系と黒。もっと手を動かしたい方には、お茶も添えてと声かけできるようにとカラフルな色も準備して。
この日は、骨折してハサミが持てない患者さんや、耳が聞こえにくい患者さんが参加してくださったが、丸(おせんべい)と四角(海苔)という、自分では簡単だと思っていたプログラムがなかなか進み出さなかった。
途中からハサミが使える比較的お元気な患者さんも参加。アートディレクターの森合音さんも一緒にサポートしてくださって、終わってみたらみなさん海苔せんべいにお茶を添えたカレンダーに。
毎回、初めて会う方々とになる病院内での切り紙のワークは、自分が想定していった通りになったことはほとんどなく、病院からの帰り道は、次をどう組み立てるかが頭を巡る。
このことを合音さんに話したら「これが病院の現場です」と言われた。
もっともっと柔らかなプログラムになるように「まずは、自分自身がゴムにならないと」と気付かせてもらえた今年最後の病院内での『新聞切り紙カレンダー』。