“四国こどもとおとなの医療センター”での今月のカレンダーは、「ぶどう」がモチーフ。
新聞紙は、ぶどうの実に緑色と紫色、軸には茶色を準備して行った。
今月も、腕が動かないように脇にクッションを固定してる患者さんもおられたけれど、新聞を丸く切り抜くだけのぶどうの切り紙はいつもより多くの方が手を動かしてくださった。
いつものように出来た切り抜きカレンダーを壁に貼ると、「あらっ、何だかよく見えるわ」と感想の声が。
私たちもまるで絵具で描いたようなぶどうが並んで「素敵〜!」と叫んでしまった。
“まる”というシンプルな形を何枚か貼るという今回の切り紙カレンダーは、患者さんの手と心がいつもより動いたように思った。
病院内でのプログラムをシンプルな組立でそれぞれの個性をにじみ出すことができるか、そんなことをあらためて考えさせられた今回の切り紙カレンダーでした。